★経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

経済は感情で動く
―― はじめての行動経済学

新品価格 ¥1,680から
(2013/2/15 00:08時点)


■内容紹介
日常の買い物から、レストランでの食事、株式投資やビジネスでの判断、病院や選挙での選択、競馬や宝くじまで、お金をめぐるあなたの常識を覆します。

     

     <推薦の声>
     「人間の心理を理解しなければ、商売は成功しない」
     ──セブン&アイHLDGS. 鈴木敏文会長がグループ幹部にすすめた本
     「本書は、経済は心理学だという私の持論を、見事に解説してくれている。大切なのは、この本から何を教訓として引き出すのかという発想力だ」
     本書が世に出たことは、とりわけ政界および経済界をリードする人々に、喜ばれるにちがいない。(ダニエル・カーネマン。2002年にノーベル経済学賞
     を受賞。)

クイズ形式で、行動経済学と神経経済学のエッセンスを、やさしく説いてゆきます。「目からウロコ」、驚きの話の連続。

■三つあると真ん中を選ぶ
寿司屋のランチメニューで「特上・上・並」とあれば、「上」の注文がいちばん多い。一般に、三つの選択肢では真ん中が好まれる。売る立場でいうと、4000円と5000円の類似商品があって、値段の高いほうを「売りたい」と思えば、6000円という選択肢を追加すればよい。

■自分のものになると値が上がる
通販での試供品の提供「使ってダメなら一週間以内に返品して下さい。お値段は無料です」。通販業者はめったに返品されないことを知っている。――買ってもいないのに、手元に来ただけで「保有効果」がはたらきます。

■進むも地獄、退くも地獄の…
巨額の先行投資をしている。さらに追加の投資が必要。しかし、先行きの展望は「暗い」。これは、「コンコルドの誤謬」と呼ばれるもので、展望がないなら、いま、手を引くべきなのです。

■ダメな会議の典型とは…
会議の結論がなかなか出ない。話がグルグル回っている気がする。これは最初の発言者の発言にひっぱられ、新しい話題が出てこなくなっているのです。これを、「アンカリング効果」といいます。

■交渉は最後の一言で決まる
交渉事でメインの話が終わったら、安心したりしていませんか。締めの一言が、契約にこぎつけるには重要です。人の記憶はメインのことと、最後の一言で印象の良し悪しが決まります。これを「ピーク・エンドの法則」といいます(同様に、恋人とのデートは、別れ際の一言、ないしはキスが最重要です)。

☆本書の5つの特徴
1.クイズ形式で説く、最新の行動経済学と神経経済学のエッセンス

2.お金と経済に関わる<心の法則>のポイントを「コラム」と「教訓」で紹介

3.話題が豊富(日常の買い物、レストランでの食事、バーゲンセールでの行動、

投資やビジネスでの判断、病院や選挙での選択、競馬や宝くじの買い方、など)

4.さまざまな局面でのあなたのくせと、相手のだましのテクニックがわかる

5.考えるヒント、儲かるヒントがいっぱい

――――――――――目次詳細:――――――――――

はじめに

 パート1 日常のなかの非合理
  1 頭はこう計算する
  2 矛盾した結論を出す
  3 錯覚、罠、呪い
  4 「先入観」という魔物
  5 見方によっては得
  6 どうして損ばかりしているの
  7 お金についての錯覚


                                 
 パート2 自分自身を知れ
  8 リスクの感じ方はこんなに違う
  9 リスクとの駆け引き
  10 知ってるつもり
  11 経験がじゃまをする
  12 投資の心理学
  13 将来を読む

        
 パート3 判断するのは感情か理性か
  14 人が相手の損得ゲーム
  15 怒れるニューロン
  16 心を読むミラーゲーム
  17 理性より感情がものを言う
  18 人間的な、あまりにも人間的なわれわれの脳

おしまいに−怠け者の経済学